Fender MIJ Limited 50s Stratocaster レビューその1:日本で生まれた骨太フェンダー
正式名称が「Fender Made in Japan 2018 Limited Collection 50s Stratocaster」。エントリーのタイトルには長い…
2018年、メイドインジャパンの限定モデルとして発表されたアッシュメイプルのブロンドストラト。いわゆるマリーケイモデル。
熟慮の末ポチりましたので、レビューします。
※以下は主観的な評価によるものです。
「個体差」と「好み」によって、人により評価が異なることをご理解ください。
総評:骨太のストラトを検討されている方は試すべき逸品。お値段以上の仕上がり。
カスタムショップのレギュラーラインと、MomoseのMSTシリーズとの中間地点に立っているという印象を受けた。
弾き倒すもよし、コレクションにするもよし。
音:ベースは王道のストラト。
生音大きめ。手持ちのギターではマスグレと同じレベル。音質やフィーリングはカスタムショップの51 Nocasterとよく似ているが、「鳴ってる」感はこちらの方が数段上。アコースティカルでガッツがある。
プラグインしてもその印象は変わらず。無骨で正直者キャラ。ローは柔らかめ。
ルックス:ご覧のとおりです。
ブロンドにもいくつか異なる色味があって、USA製は殆どがシースルーホワイト、90年代のCSはシースルー肌色。2002年に発売されたCS春畑モデルはホワイトバースト。
このモデルは「少しクリームがかったホワイトバースト」というのが近い表現だと思う。
このあたりはいずれまた、別のエントリーで。
ネックの飴色感はほとんどない。ネットと店頭で見た限りではフラットソーンが多い模様。だがこの個体は…
…「フラットソーンで使おうとしたけど、こういう部位だった」という感じか。リフトソーンとも決めつけにくい。
この個体は3.2kgと中々のフェザーウェイトだが、ボディーとネックの重量バランスがよい。カタログスペック上はCシェイプとあるが、標準的なCより厚みがある。しっかり握った際の安心感がよい。
つづく。